1万円へそくっちゃお!!





内 職 の 話










          
           
 内職体験談そのD(限界)

内職を始めて3ヶ月過ぎた頃、内職仲間の1人が、会社の手違いで製品を入れる袋と製品が違っていて、それに気付かずに、製品を仕上げてしまいました。

会社側の手違い、すでに製品が仕上がっている事を会社に告げましたが、「やり直してください。」この一言だけがかえってきました。会社側の言い分は「ちゃんと確認してやらなかった、あなた達が悪い。」との事でした。確かにちゃんと確認しなかった私たちも悪いですが、製品を間違えて配送した会社の責任はどうなるのかと、言い返したい気持ちで一杯でした。

私たちがやってる仕事は出来高払いです。(内職はほとんどそうでしょう)
2,000個仕上げるのに9〜10時間かかります。(この頃は少し慣れてかかる時間も少なくなっていました。)
「間違っていたから、また2,000個作ってください。」と言われると、間違った分も合わせて、4,000個作る事になります。ですが、実際に製品として出荷出来るのは2,000個です。最初の2,000個は不良品になりますから、もらえる給料は2,000個分です。

さすがにこの事は、私にとって我慢の限界を超えるものとなりました。3人とも「辞めたいけど言い出せば、みんなに迷惑がかかる・・・。」と思って言い出せずにいたのですが、この事をきっかけに「もう辞めよう。」と言う事になりました。

会社に辞めたいとの旨を伝えると「そうですか、次回の回収日に今渡している製品と、製品を仕上げる機材を返してください。給料の明細は送付します。」これだけでした。3ヶ月頑張って、たったこれだけの言葉で終わってしまいました。なんだかとてもむなしかったです。

後日、最後の回収に来た回収係の人が「凛風さんはもっと続くと思ってたんですがね。やっぱりダメでしたか・・・。みんな急に用事が出来たとか言っては辞めていくんですよ。結局、やってみて割に合わないって思うんでしょうね。みんなその事を理解して、はじめてるはずなのにね。」と言っていた事が、なんだか印象的でした。

5人のグループで始めた内職でしたが、結局3人になり3ヶ月ちょっとで辞めてしまいました。

これが私の短いようでとても長かった、長いようでとても短かった内職の体験談です。